ハシボソカモメ(嘴細鴎、学名:Chroicocephalus genei)は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種である。

分布

地中海西部から中央アジア、ペルシャ湾沿岸からパキスタンにかけての地域で繁殖し、冬季は繁殖地付近にとどまるものと、地中海や紅海沿岸に渡り越冬するものに分かれる。

日本では、迷鳥として福岡県で記録されている。福岡県では1984年から1992年までほぼ毎年1-2羽が渡来していた。

形態

体長約43cm、翼開長約100cm。体色はユリカモメと似ているが、やや大きい。成鳥冬羽は頭部が白く、胸と腹はややピンク色を帯びた白色である。体の上面は淡い青灰色。成鳥夏羽は体の下面がよりピンク色がかっている。雌雄同色である。

頭部はユリカモメに比べるとなだらかな感じで、嘴が細長い。

生態

海岸や河口に生息する。

「アーッ」「アアアア」と鳴く。

参考文献

  • 『日本の鳥 550 水辺の鳥』、文一総合出版
  • 真木広造他 『日本の野鳥590』 平凡社

関連項目

  • 日本の野鳥一覧

ハシビロガモ

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ニホンヒキガエル(ガマガエル):野生動物・野鳥写真の《きらめくいのち》

動物事典 ハシボソカモメ [ Larus genei ]

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