前田(まえだ)は、愛知県名古屋市中川区の大字。現在10の小字が設置されている。
地理
JR関西本線と近鉄名古屋線の鉄道用地、庄内川の河川用地とその周辺に存在する。東に野田・中須町・本前田町・中村区野田町が、西に富田町大字伏屋・前田西町が、南に大蟷螂町・土野町・本前田町・中須町が、北に横井・横井町・川前町がそれぞれ接する。
字一覧
富田町大字前田とその前身である前田村の小字は以下の通り。消滅した字については背景色 で示す。
歴史
町名の由来
「前田」という地名の由来は定かでない。加賀国守であった前田氏は当地出身であり、前田氏は当地名を氏として名乗ったと言われている。
行政区画の変遷
- 1889年(明治22年)10月1日 - 合併により海東郡前田村が同郡万須田村大字前田となる。
- 1906年(明治39年)7月1日 - 合併により海東郡富田村大字前田となる。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 町制施行により海部郡富田町大字前田となる。
- 1955年(昭和30年)10月1日 - 合併により名古屋市中川区富田町大字前田となる。
- 1974年(昭和49年)11月15日 - 一部が中川区本前田町・横井一丁目・横井二丁目・川前町・横前町・土野町にそれぞれ編入される。
- 1985年(昭和60年)
- 8月11日 - 一部が中川区前田西町一丁目・前田西町二丁目・前田西町三丁目にそれぞれ編入される。
- 12月1日 - 一部が中川区前田西町一丁目に編入される。
 
- その他、中川区伏屋三丁目・野田三丁目・助光一丁目・助光二丁目・大当郎一丁目・大当郎二丁目・中須町にそれぞれ編入される。
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 23 愛知県、角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。全国書誌番号:89022577。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、名古屋、1992年3月31日。 NCID BN08352481。全国書誌番号:93012879。
- 山田寂雀 編『中川区の歴史』愛知県郷土資料刊行会、名古屋〈名古屋区史シリーズ〉、08-01。ISBN 4871610039。 NCID BN00080366。全国書誌番号:83027745。
関連項目
- 名古屋市の地名
- 前田氏



