Xperia 1 IV(エクスペリア ワン マークフォー)は、ソニーが製造するスマートフォンである。ソニーのXperiaシリーズのひとつで、2022年5月11日に発表された。Xperia 1 IVの先代Xperia 1 IIIからの特にカメラが大幅に進歩した。
仕様
CPU (SoC)
- CPUは、QualcommのSnapdragon8Gen1を搭載。Snapdragon888(Xperia 1 IIIに搭載)から30%性能が向上し、25%省電力化している。
ディスプレイ
- サイズは約6.5インチでアスペクト比はXperia独自の21:9また、4Kディスプレイを採用している。4Kアップスケーリング機能により2K動画などを4K動画で視聴可能に。リフレッシュレートは120Hzで、非常に滑らかに動く。また、輝度はXperia 1 IIIから50%向上している。
内蔵メモリ・ストレージ容量
- SIMフリー版ではメモリが16GBか12GBで、ストレージが256GBか512GBを選べる。キャリア版ではメモリーが12GBでストレージが256GB。最大1.5TBのmicroSDカードに対応している。
バッテリー容量
- バッテリー容量は5,000mAhで、ワイヤレス充電に対応している。
カメラ
本機種が先代から最も進歩した点がカメラである。ZEISS T*コーティングの使用で透き通った画像を記録できる。1,200万画素の広角レンズ・超広角レンズ・望遠レンズから構成されたトリプルカメラを背面に搭載。また、オブジェクトトラッキングを搭載した事で瞳AFの精度が向上し、動き回る物体を簡単に捕らえられるようになった。さらに従来のPhotography Pro、Cinema Proに加えてXperia PRO、Xperia PRO-I限定だったVideography Proを搭載し、全てのレンズで120fps撮影やスロー撮影が可能になった。今までと同様にタッチ追尾フォーカス半押しAF対応の物理シャッターキーも搭載している。
スピーカー
左右均等な前面ステレオスピーカーを採用し、ソニー・ミュージックエンタテインメントと音楽再生の音質(Dolby Sound OFF時)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと映画再生の音質(Dolby Sound ON時)を協業してチューニングし、音楽や映画のステージ、シーンが目の前に再現されるような臨場感を実現している。ドライバーとエンクロージャーの構造を新たに見直すことで、ベースやバスドラムなどの低音域の再現性を向上し、より迫力が増した音楽がスピーカーで楽しめるようになった。ソニー独自の立体音響技術360 Reality Audioに対応。ライブステージ最前列にいるかのような臨場感あふれる音場を再現している。
その他の機能
- 防水防塵IP68
- 3.5mmイヤホンジャック
- 最高1.5TB microSDカード
- おサイフケータイ (FeliCa)
- Game Enhancer
問題点
①望遠レンズのピントが合わない問題/望遠レンズ画質低下問題
原因不明の初期不良
②発熱問題
SoCのSnapdragon8gen1は性能向上に力を注いだためかつてのSnapdragon810のように発熱に悩まされる事となった。特に本機種で発熱が顕著だった理由は冷却用ベイチャンバー非搭載や熱発散不足などによる。
改善
①,②共にアップデートで改善され、①は完全に解決、②もあまり気にならないレベルとなった。
色展開
脚注
外部リンク
- Xperia 1 IV - SONY公式
- Xperia 1 VI SO-51C - NTTdocomo
- Xperia 1 VI SOG06 - KDDI(au)
- Xperia 1 IV - softbank



