神戸駅(かんべえき)は、愛知県田原市神戸町にある豊橋鉄道渥美線の駅である。駅番号は15。
歴史
開業とともに設置された神戸駅(初代)は当駅より0.5㎞三河田原寄りにあったが、当駅とは書類上別の扱いであり、1944年の休止を経て1977年に廃止されている。
当駅は小野田セメント田原工場(2002年に閉鎖)への専用線分岐信号所として設置されていた神戸信号所を神戸駅(2代)として1989年(平成元年)7月に旅客駅に昇格したものである(専用線は駅昇格前に廃止されている)。
年表
- 1930年(昭和5年)9月1日:神戸信号所として開設。小野田セメント(現:太平洋セメント)専用線が分岐。
- 1940年(昭和15年)9月1日:名古屋鉄道との合併により同社渥美線の信号所となる。
- 1954年(昭和29年)10月1日:名古屋鉄道が渥美線新豊橋 - 三河田原間を豊橋鉄道へ譲渡。
- 1956年(昭和31年)2月21日:行き違い設備新設
- 1989年(平成元年)7月10日:神戸駅(2代)として旅客営業開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線で交換設備を持つ地上駅である。無人駅である。出入口は南の住宅地側にのみあり、北の田原街道(旧国道259号)側にはない。田原市により、自動車も乗り入れ可能な駅前広場が整備されている。
配線図
利用状況
「移動等円滑化取組報告書」によると、当駅の各年度の1日平均乗降人員は以下の通りである。
- 主として通学・通勤用に利用される。三河田原駅に近いため利用者は少なく、信号場のような感じである。
- 当駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値で、単位は人である。調査日の天候・行事等の要因による変動は考慮されていない。
- 表中、赤色は各項目の最高値である。また、最高値を記録した年度を基準に、それ以前の最低値を緑色、以降の最低値を青色で表記している。
駅周辺
駅北側を田原街道が通り、その街道沿いには会社の事業所やロードサイド店舗が建つ。この街道と重複する愛知県道28号線は(駅北東側にある)大坪交差点で北方向に曲がり、汐川の方へ進む。駅南側は住宅地となっており、付近には農業資材の工場がある。そこから少し南へ進むと国道259号(田原バイパス)に至る。
バス路線
愛知県道28号線(田原街道)沿いに、豊鉄バス伊良湖本線の「神戸」バス停がある。
隣の駅
- 豊橋鉄道
- ■渥美線
- 豊島駅 (14) - 神戸駅 (15) - 三河田原駅 (16)
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 神戸駅 (曖昧さ回避)



![神戸駅の写真・画像素材[5851438]Snapmart(スナップマート)](https://d3cmdai71kklhc.cloudfront.net/post_watermark/marketplace/15497/mp_20220831-002725023_cakzi.jpg)
