小舞子駅(こまいこえき)は、石川県白山市湊町にある、IRいしかわ鉄道線の駅である。
歴史
- 1903年(明治36年)7月11日:官設鉄道北陸線の小松駅 - 美川駅間に小舞子仮停車場として開業。仮停車場は現在の臨時駅にあたるもので、当駅は夏季の海水浴の時期のみ営業していた。なお、文献によっては同年6月20日を開業日とするものがある。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。北陸本線の所属となる。
- 1964年(昭和39年)4月10日:駅に昇格、小舞子駅(旅客駅)が開業、常設駅となる。
- 1971年(昭和46年)10月1日:無人駅化。手荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2007年(平成19年)4月1日:白山市コミュニティバス『めぐーる』湊ルートが運行開始。
- 2017年(平成29年)4月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる。
- 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線 金沢駅 - 敦賀駅延伸開業に伴い、IRいしかわ鉄道の駅になる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
上りホーム側にコンクリート平屋建ての小さな駅舎(常設駅となった1964年に竣工)を備えるが、下りホーム側にも出入口が設置されている。互いのホームは跨線橋で連絡している。小松駅管理の無人駅となっているが、駅舎内に自動券売機が設置されている。
のりば
- 付記事項
- のりば番号は長らく設定されていなかったが、2018年までに設定された。
- 接近警告機から鳴るメロディは、1番のりばが「アニーローリー」、2番のりばが「かっこう」である。
利用状況
「白山市統計書」によると、2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は282人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
駅周辺
- 白山市立湊小学校
- 湊リフレッシュセンター
- DIC北陸工場
- 小舞子海岸(小舞子海水浴場) - 日本の渚百選認定。当駅の由来となっている海岸で、舞子海水浴場(アジュール舞子海水浴場、兵庫県神戸市垂水区)の風景に似ていることから小舞子と名付けられた。
- 手取川
- 呉竹文庫 - 北前船主が、自らの蔵書を一般公開した私設図書館。
隣の駅
- IRいしかわ鉄道
- ■IRいしかわ鉄道線
- ■快速
- 通過
- ■普通
- 能美根上駅 - 小舞子駅 - 美川駅
- ■快速
脚注
記事本文
出典
利用状況
参考文献
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本〜米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 小舞子駅 - IRいしかわ鉄道




