とよたろうは、日本の漫画家。
主に鳥山明の『ドラゴンボール』関連の作品を描いている。宇都宮大学教育学部中学校教員養成課程美術科卒。
概要
小学生時代に見たアニメ『ドラゴンボール』が好きで「こんなワクワクする絵が描いてみたい」と思うようになる。学生時代はその作品に登場するキャラクターを模写していた。
ある日、鳥山明の作品『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』の作画が中鶴勝祥だと知る。「鳥山明先生じゃない人が描いている。もしかしたら俺も、将来一緒に仕事ができるかも」と思い、『ドラゴンボールヒーローズ』の自作漫画を集英社に持ち込んだのが漫画家デビューのきっかけとなった。
2012年、『Vジャンプ』にて『ドラゴンボールヒーローズ Victory Mission』で連載デビュー。現在は別作品を連載中のため、同作品は連載休止となっている。
2015年から映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の読み切り掲載を経て、『ドラゴンボール超』を連載中。
過去にトイブルという名義で『ドラゴンボール』の非公式二次創作を描いていたことがある。
人物
漫画制作について
漫画版『ドラゴンボール超』に関しては、鳥山明のプロットを基に、とよたろうが話を膨らませて描いている。その際、毎回ネームを鳥山明がチェックしているとのこと。コミックスの巻末では、とよたろうの描いたネームと、鳥山明により手直しされたネームが一部掲載されている。
原稿を制作する時は、ネームと下書きをシャーペンで描いて、それをスキャンして青で印刷し、そこにインクでペン入れをした原稿を再度パソコンに取り込んで、デジタルで仕上げている。
必需品
作業をするうえでスマホとテレビは必需品と語っており、スマホで音楽やラジオ、YouTubeを流し、テレビでは地上波の番組や、録画した番組や、Netflix、Amazon Prime Videoなどを流しながら作業をしてるとのこと。
評価
2016年4月4日に『ドラゴンボール超』第1巻の発売を記念して鳥山は「スゴい人がDBを継いでくれました!」とコメントを寄せた。
漫画版『ドラゴンボール超』は2019年5月時点で発行部数510万部を記録している。
鳥山明との対談で、「とよたろうさんのネームは安心して見られる。このままでも大満足だが、いろんなアングルから見る構図を多用できれば、より完璧になる」と鳥山明自身がアドバイスしている。
2017年の鳥山との対談では、「以前は僕の『ドラゴンボール』を追いかけている印象だったが、最近は作画に自分のカラーが出てきて、確実に良くなっている」と鳥山明自身が評価している。
作品リスト
漫画作品
漫画単行本
2024年4月時点。
- 『ドラゴンボール超』2015年 - 続刊中、既刊23巻
デザイン
- 『スーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッション』(シーラス)
- 『ドラゴンボール超』
- 破壊神(第1宇宙イワン、第2宇宙ヘレス、第3宇宙モスコ、第5宇宙アラク、第8宇宙リキール、第10宇宙ラムーシ、第11宇宙ベルモッド、第12宇宙ジーン)
- メルス、モロ
- グラノラ、ヒータ(エレク、マキ、オイル、ガス)
- 孫悟空“身勝手の極意”フィギュア(プレミアムバンダイ、2024年3月)
- とよたろうが描いてみた!(イラスト、ドラゴンボールオフィシャルサイトにて毎月掲載)
出演
テレビ番組
- 特捜警察ジャンポリス 「とよたろう先生を直撃捜査!」(2017年11月11日、テレビ東京)
- おはスタ 「とよたろう先生が教える 悟空の描き方講座」(2023年12月25日、テレビ東京)
- おはスタ「第2回とよたろう先生が教える 悟空の描き方講座」(2024年1月8日、テレビ東京)
- おはスタ「第3回とよたろう先生が教える 悟空の描き方講座」(2024年1月29日、テレビ東京)
脚注
注釈
出典
外部リンク
- とよたろう(@TOYOTARO_Vjump) - Twitter
- とよたろう - メディア芸術データベース
- とよたろう_Vジャンプ (@toyotaro_vjump) - Instagram




